COLLABORATION

「設計」×「施工」の想い

家づくりの基礎となるプロセス

「設計」とはお客さまの要望に沿って、満足する居住空間を提案し、それを図面化することです。
「施工」とはその設計図に基づき、建築物を作り上げるとともに、所定の性能、仕様、意匠を作り上げることです。どちらも家を建てるための重要なプロセスです。

私は大工職人の息子として生まれ、現在二代目となります。
先代とともに積み重ねた大工としての豊富な経験と実績を生かし、高い技術力、確かな施工力と現代の建築作法を融合させ、心を込めて施工させていただいております。

私は大工でありながら、家づくりにおける最初のプロセスである「設計」段階から携わり、お客さまと設計士と私の三者で、どんな家にするかというイメージを作っていくことを大切にしています。設計を設計士だけに任せません。
そのために綿密な打ち合わせや深いコミュニケーションが必要となってきます。そういった時間を大切に考えています。
そして、出来上がった設計図をもとに、私は大工として現場での「施工」に携わります。また現場監督も兼ねているので、誰よりも現場のことをよく理解しています。

こういったスタイルを取る理由は、
新築にしてもリフォームにしても、そこに住まれる方の家族構成、生活スタイルや暮らし方などを丁寧にヒアリングし、ご要望をしっかり理解したうえで、「施工」することが大切だと考えているからです。
お客さまが実際に生活される姿を一緒に想像しながら、立地や日当たり、効率のよい動線や間取りを考え、ひとりひとりの暮らし方に合わせて総合的にプランニングすることこそが家づくりの基礎となるプロセスであり、スタートなのです。
そこに一級建築士がデザイン性の高い「設計」を提案し、熟練した技術を兼ね備えた職人たちが「施工」に携わることで、お客さまの理想の家が完成に近づくのです。

そもそも家というものは画一的なものではなく、もっと自由で独創的で、多種多様なものであってよいと思います。例えばキッチンやリビングは一階でなければならない理由はないし、海外のように土足で生活しても構いません。
ひとりひとりの暮らし方にあった家づくりを一緒に探し、形にしていきたいと考えています。そしてその先の心豊かな暮らしを育んでいけるような、楽しい家づくりを一緒にしていきましょう。